一連の陸送撮影が無事終了して1週間。再び弁天町。
今日はとある陸送を撮りに来ました。
実は先日、500系と100系の陸送を撮りに行ったとき、
交通科学博物館からまだ運びだされていない車両がいくつかあり、
「キハ81、まだ残ってるらしいっすよ」という話を聞き、
これだけは是非とも撮っておきたいと思っていました
動く事を聞いたのが数時間前、仕事を終えて慌ててやって来ました。
出てきました。
国鉄のマーク、久しぶりに見ました。
よかった、ありました。
「くろしお」のヘッドマーク、ひょっとしたら外されているんじゃないかと心配していました。
今日の陸送を撮りに来たとき、無事に出たことをお知り合いの方に一斉送信。
返信で「今日は何の陸送?」と来たので、「ブルドック」と答えたら、
「「はつかり」かいな」と。
いやいや、キハ81といえばやっぱり「くろしお」でしょう。
子供の頃、紀勢本線や阪和線で走っていたのを見ていただけに、
それなりに思い入れがあります。
まあ、大宮で展示されるなら「はつかり」なんですかね・・・
さて、ここまで出てきまして、ここからなんとバックで国道へ出るそうな。
キハ81、キハ80系気動車。「非電化区間にも特急列車を」とという事で登場、
全国に特急列車網を築いた名車中の名車です。
当時は結構故障が多発していたそうで、「はつかりガッカリ」と揶揄された事もあったそうで、
さらに、急行形のキハ58とほぼ同じ馬力のエンジンを積んでいたのですが、
先頭車のボンネット部分にあるエンジンがサービス電源用だったので
キハ58ばかり連結した編成と編成両数が同じ場合、足が遅かったという話も聞いた事があります。
他にも、先頭車同士、背向で連結できないとか、8両の貫通編成ではエアコンが効かないとか・・・
いろいろ武勇伝を持っている名車、です。ちなみにボンネット型の気動車はこのキハ81しかないそうで。
後に貫通型の先頭車キハ82が出ると、キハ81は増結用の先頭車で使われていました。
晩年は紀勢本線で「くろしお」で使われ、新宮電化の時に引退、
キハ80系は「南紀」が最後でした。
なんてブヅブツ言っている間にどんどんバックしてきました。
さよなら、交通科学博物館。
高架下をくぐってきました。
国道にでます。
「ブルドック」というよりも・・・ヤッターキングですな。
ワンっと吠えりゃ、ツー、スリー!
いよいよ京都へ向けて出発です。
次は京都で会いましょう。