〜10月〜
10月の秋晴れ。年に2・3度、あるかないかのSUPER SHOT!
編成後方はまだトンネルの中、編成全体を撮るのは無理なので、
ここは右側いっぱいまで引きつけて撮ろうと決めていた。
500系を500系らしく撮れた・・・と思う。
10月後半、博多総合車両所の一般公開『新幹線ふれあいデー』。
念願の500系W1編成の運転台に入る事が出来た。
シートに座り、ハンドルを握り・・・とらねこさん心躍る。
一般公開の横では日常のように点検作業が行われ、
仕事を終えた新幹線が次々と庫に出たり入ったり・・・
朝、9Aで東京から走ってきたW9編成が入庫。
普段見られない光景に、とらねこさん心躍る。
庫の中で展示されていた山陽九州直通車両、N700系7000番代S1編成。
この日の2日前に試運転が開始されたばかりで、まだ1,000キロほどしか走っていないと思われる。
12月に引退する「0系新幹線」とわずかな時間、顔を合わせる。
約半世紀の時を越えて、「英雄一堂に会す」貴重な瞬間。
44年前から現代、そして次の未来までも一度に見れた気が・・・とらねこさん心躍る。
一般公開の帰りは674A「こだま674号」をチョイス。
これが0系新幹線に乗車する最後の機会でした。
新大阪まで4時間半のプチ長旅。
復活した車内チャイム、夜の車窓にとらねこさん・・・久しぶりの「旅」。
〜11月〜
0系新幹線、営業運転終了1ヶ月を切り、とらねこさんも追い込み。
といいながら11月は流し撮りや俯瞰撮影が中心。
もっと早くからやれば良かったのだが、通常の写真もまともに撮れず
流し撮りも満足行かずにレンズぶんぶん振りまくる。
やっと登頂成功した高雄山。
いつも間違って別の山に登っていました。
夜の新神戸で流し撮り。・・・全くコツがつかめない。
ここにきてボツ写真が急に増えだした。
0系終了まであとわずか、なにやってんだ、とらねこさん・・・
11月30日、とうとうこの日がやって来た。
最終列車の659Aの運転台に花束が。
両側のホームにずらりと並んだ人の列の中、
R68編成がゆっくりとホームに入線。
しばし停車の後、惜別の「汽笛」を鳴らして博多へ。
「さよなら」のバトンを、「次の主役」となるであろう
100系に託したかのように去って行きました。
寂しい絵になってしまったが、この瞬間に立ち会えて良かった。
〜9月〜
いよいよ「0系新幹線さよなら運転」。
1回目の12月6日、9347Aの送り込み回送、実はカメラ2台で狙っていました。
1台は「撮影記」にUPした望遠のアングル、そしてもう1台はこの広角アングルでした。
見事に失敗・・・。もちろん前走りの列車で何度も練習したのですが、
後で見直してみると、どの写真もこの0系の位置に止まってました。
どういう事なんだよ・・・とらねこさん・・・。
吉井川で9347Aを撮った帰り、黄色先生の撮影の為、千種川に寄り道。
9347Aの時は大変賑わったであろう土手は、誰もいない「夢のあと」。
ちなみに本番の黄色先生の時は真っ暗で何がなんだかわかりませんでした。
2008年12月14日。この日を最後に「0系新幹線」が引退。
44年の歴史に終止符が打たれました。
久しぶりに復活した「0系ひかり」。
西明石の本線通過は6両編成でも堂々のオーラに包まれていました。
「ひかりは、西へ。」
山陽新幹線が延伸開業した時のキャッチフレーズ。
現在「ひかり」はほとんど博多には行かなくなり、
その役目は「のぞみ」・「ひかりレールスター」が継承しています。
「あの時・あの頃」の「ひかり」が西へ・・・不帰の旅路。
「君がくれた、夢、未来・・・ありがとう0系新幹線。敬礼!」
2008年も「とらねこの鉄道写真館」をご覧頂きありがとうございました。
2009年もよろしくお願い致します。