JRになって、隣の700系7000番代「レールスター」が登場した頃、
0系・100系も塗装が変更されました。
グレー地にグリーンの帯をまとい、各駅にこまめに停車しながら
せっせと走っておりました。
開業した時は「0系」という呼び名は当時ありませんでした。
単に「新幹線」とか、「新幹線電車」と呼ばれていたそうです。
鉄道雑誌の新幹線特集などでよくそう書いてあったので、
「ほんとかよ」と子供の頃によく読んでいた本を改めて見てみると、
やはりどの本にも「0系」とは載っていませんでした。
1982年に東北新幹線が開業して「200系」と区別する為に付けられたとか。
東海道新幹線が開業してから18年間も「系式」を与えられていなかった事になります。
もしかしたら現場内では呼び名があったのかもわかりませんが、
今から考えると珍しい事かも知れません。
この写真、多分、岡山駅だと思うのですが、ストックを探していて見つけた1枚。
R68。最後の定期営業運転を務めた編成。
「フレッシュグリーン」塗装の0系新幹線もいよいよ終焉を迎える頃、
少しでも多く写真を残したいと思い、あちこちと繰り出してました。
0系新幹線も見る角度によってノーズが強調され、印象がかなり変わります。
この時はまだ望遠ばかりで撮っていたのでこういう写真は在庫がありません。
この日がフレッシュグリーンを見た最後の日でした。