今年もやってまいりました。年に一度の反省会。
2008年は新幹線の撮影がほとんどでした。
〜1月〜
昨年と同じく年の初めは、「富士遠征」。
2007年7月に走り始めたN700系の登場により、
500系の東海道撤退が新聞などで報道されました。
いよいよ最後になった「500系」と「富士山」の組み合わせ。
いままでこれほどの好条件の時に訪れた事が無く、
撮影地を移動する時間ももったいないと感じた一日でした。
〜2月〜
西明石駅でT5編成の撮影。とらねこさん、初めてのT5撮影。
この日、関ヶ原付近の積雪の為、下り列車が始発から軒並み遅れ。
山陽区間、西明石も晴れてはいたが風が強く、上空の雲が勢い良く流れていました。
写真のT5の時も直前まで曇っていて、編成の後ろ、
ポイントの辺りに次の雲が迫ってきていました。
雪の米原。
スプリンクラーが作動している時を狙って毎週訪れていました。
この日が3度目。前日の積雪がいつもより多かったようで
一日中スプリンクラーが作動していました。
午後から光線の向きが変わり、新幹線の軌道が光りだしました。
今まで撮った事のない「新幹線」を前に、
露出の設定もよく把握していないまま
来る列車に夢中でシャッターを切ります。
2008年の中で最高の一日。
この日から撮影のスタンスが変わった気がします。
〜3月〜
3月は別れの季節、鉄道界にも別れの出来事がありました。
寝台特急「なは・あかつき」・寝台急行「銀河」。
関西発着の「ブルートレイン」の終焉の時。
本当はもっと早い段階から追いかけるつもりでしたが
新幹線の撮影に手間取り、3月に入ってからの撮影となりました。
廃止1週間を切り、夜の京都駅にも通いました。
終着駅へのラストスパート。
あの時の、「別れ」の長い警笛、胸が熱くなりました。
最終日。
寝台特急「なは・あかつき」、京都駅入線。
半世紀の時代を引っぱってきた名列車、その役目もこの日が最後。
撮影を終えた帰り道、新大阪駅ののりば案内板から、
「九州ゆきブルートレイン」の文字が消されていたのを見て、
時代が一つ、変わった気がしました。